美しい歯並びと健康 〜矯正治療と小児矯正について〜

2026年05月01日(金)
矯正治療と小児矯正について説明するイメージ

正しい噛み合わせで美味しく食事ができることは私たちの健康を支えてくれます。ブラッシングしやすい歯並びだと磨き残しも減り、むし歯や歯周病のリスクも軽減されます。また、口元に自信を持って笑顔でいられることは心の健康にもつながります。

このコラムでは矯正治療についてのお話と、当院で取り組んでいるお子さんの小児矯正についてご紹介いたします。

矯正治療について

歯並びがデコボコしていたり、上下でうまく噛み合っていないと

・食べ物をしっかり噛めない
・磨き残しが増えてむし歯や歯周病の原因になる
・口臭につながる
・発音が不明瞭になる
・顎関節に負担がかかる場合がある

など、さまざまな影響があります。

矯正治療は歯の位置を整えて噛み合わせを改善し、お子さんから大人の方まで長期的なお口の中の健康をサポートする治療です。

矯正治療を始める時期

■お子さんの場合

小児矯正は二段階の治療に分けられます。

・顎の骨のバランスや大きさを整える治療(4〜10歳頃)
・歯の位置を整える治療(12歳頃〜)

また、

・顎の位置を調整しないとうまく噛めない場合
・受け口が強い場合や歯並びが大きく乱れている場合、強い上顎前突(出っ歯)が懸念される場合

などでは、早期に治療を開始することがあります。

骨格性反対咬合(受け口)の場合は、成長のタイミングを見ながら段階的に治療を行うこともあります。

■大人の場合

成人の矯正治療は、何歳からでも可能です。

親知らずや歯の欠損などが影響し、歯並びが変化することもあります。また、歯周病の影響で歯が移動することもあります。矯正治療により整えることが可能です。

治療にあたっては、歯や歯周組織の状態を考慮しながら、適切に進めていきます。

治療期間の目安

■お子さんの場合

成長に合わせ、数年に及ぶことがあります。

■大人の場合

1~3年程度が一般的です。

治療後は歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐため、保定期間が必要となります。

使用する装置

症状に応じて、以下のような装置を使用します。

・固定式
マルチブラケット装置など、歯に装置を固定してワイヤーの力で歯を動かします。
・可撤式
取り外し可能な装置を使用して顎の成長誘導や軽度の歯列改善に用いられます。

小児矯正について

当院では、小児期の矯正治療を重要と考えております。

※なお、成人矯正は現在行っておりませんが、一般的な内容として一部ご説明しております。

子どもの時期に適切な治療を行うことで、将来的な歯並びや噛み合わせの問題を軽減できる可能性があります。

こんな症状はありませんか?

・永久歯が生えるスペースが不足している
・歯が重なって生えている(叢生)
・口呼吸の傾向がある
・寝ている時に口が開いている
・唇が乾燥しやすい
・いびきをかく
・姿勢が悪い

※これらはあくまで一例であり、さまざまな要因が関与します。気になる症状がある場合は、実際にお口の状態を確認したうえで診断いたします。

なぜ歯並びが乱れるのか

現代の食生活では軟らかい食品が増え、咀嚼回数が減少する傾向があります。その結果、顎の発育が十分でない場合があります。

その一方で、歯の大きさに対して顎のスペースが不足しやすくなり、歯並びの乱れにつながると考えられています。

歯並びと全身の健康の関係

歯並びや噛み合わせは呼吸や姿勢などと関係する場合があります。

例えば口呼吸が続くことで、睡眠の質や体調に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

ただし、これらは複数の要因が関与するため、歯並びのみが直接の原因とは限りません。総合的な視点での評価が大切です。

Ⅰ期治療・Ⅱ期治療

●Ⅰ期治療(4〜10歳)

顎の成長を利用し、骨格のバランスを整える治療です。

上顎骨急速拡大装置(RME)などを使用し、永久歯のスペース確保を目指します。

●Ⅱ期治療

永久歯が揃った後に行う歯列矯正です。必要に応じて歯の最終的な位置を整えます。

当院での小児矯正の流れ

・矯正相談
・診断(レントゲン・写真撮影など)
・装置作製・装着
・定期調整
・メンテナンス

治療終了後も、成長に合わせて経過観察を行います。

よくあるご質問

Q1.小児矯正は何歳から始めるべきですか?
A.4〜10歳頃の成長期が効果的とされています。

Q2.どんな歯並びが対象ですか?
A.叢生(歯ががたがた)、出っ歯、受け口、開咬(上下の前歯が咬まない)、すきっ歯などです。

Q3.痛みはありますか?
A.装置装着直後に違和感が出ることがありますが、通常数日で落ち着きます。

Q4.治療期間は?
A.数年に及ぶ場合があります。

Q5.通院頻度は?
A.月1回程度です。

Q6.食事制限は?
A.硬いものや粘着性の高い食品は注意が必要です。

Q7.むし歯になりやすい?
A.装置周囲に汚れが残りやすいため、丁寧なケアが重要です。

Q8.抜歯は必要?
A.症例によりますが、小児矯正では抜歯を回避できる可能性があります。

Q9.費用は?
A.Ⅰ期治療で約52万円程度です(自費診療)。

まとめ

矯正治療は見た目の改善だけでなく、噛み合わせや口腔機能の向上を目的とした治療です。

特に小児矯正は成長期にしか行えない骨格へのアプローチが可能であり、将来の口腔環境に大きく関わります。

気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。歯科医療の立場から健やかな成長をサポートいたします。

そらいろファミリー歯科

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