2021.01.09
歯周病について①
皆さんが歯科を訪れる原因として最も有名なものは虫歯と歯周病ではないかと思います。
しかしながらどのような病気なのかはよくわからないままということも多くあるのではないでしょうか。
どちらの病気も原因を知ることでかなり予防していくことができますので一度まとめてみようと思います。
<歯周病①>
歯周病(歯槽膿漏)についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
テレビなどで歯磨き粉のCMをよくやっておりますが歯ぐきから血が出て、歯がぐらぐらし、しまいには抜けてしまいましたという感じかと思います。
歯周病はれっきとした感染症です、お口の中の特定の細菌により引き起こされるものです。
原因はいろいろ言われてきましたが、最近ではその悪さをする細菌との共生関係の破綻だろうと言われています。
早速わかりにくくなってしまいました。
元々歯周病をおこす細菌はお口の中に住んでおりますので(思春期ころまでに感染が成立するようです)、それらの悪い菌の力がいつもより強くなってしまった状態とお考え下さい。
細菌とヒトは共生しています、無菌の人間は存在しません。腸内細菌と同じで口の中も常に多くの菌(常在細菌叢)でバランスをとっています。これらのバランスが崩れたときに発症するのです。
ではどういう時にバランスが狂うのでしょうか?
②へ続きます