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コラム

2022.06.27

なぜ虫歯になるの?

こんにちは🌈
だんだん温かくなってきましたね😊皆さん熱中症には気をつけて下さい!
今日は虫歯についてのお話の続きです。

虫歯ができる原因には『歯の質』『糖質(砂糖)』『細菌(ミュータンス菌)』の3つの要素があります。
3つの要素が重なると時間の経過とともに虫歯発生につながります。

話は少し変わりますが、歯科医院でバイオフィルムという言葉を聞いたことはありませんか?
もしくは歯垢またはプラークとも呼ばれています。

お口の中でこのバイオフィルムが極力ない状態にしておくことが虫歯や歯周病の予防に繋がります。

簡単に言うとバイオフィルムとはお風呂場の排水溝などに膜をはったようにねばついた汚れのようなものです。あのような粘着物は細菌が形成する生物膜(バイオフィルム)です。
ここではそれがお口の中(歯の表面など)で起こっている状態を指します。

歯垢(プラーク)は細菌の塊で、その細菌たちがたくさん集まりネバつき・落としにくくなってしまっているような状態をバイオフィルムと捉えています。

バイオフィルムの中に虫歯の原因菌であるミュータンス菌という菌がいます。
ミュータンス菌は私達が食事やおやつなどで接取する食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして増殖します。
お口の中のミュータンス菌と食べ物の中の糖質が一緒になると、ミュータンス菌が集まってプラーク(歯垢)が作られます!
そして口の中の糖質が分解されて酸を出します。
酸によって、歯に含まれるカルシウムやリン酸が溶けて歯をもろくするのです。
この状態を放置しておくと歯に穴が開き、虫歯が発生するという流れです。

次回は脱灰と再石灰化の仕組みについて詳しくお話していこうと思います✨

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