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お知らせ

2022.07.06

虫歯による脱灰と再石灰化について

北海道にも本格的な夏がやってきましたね☀️

前回、バイオフィルム(歯垢・プラーク)をできるだけ無い状態にしておくことが、虫歯や歯周病の予防につながるとお話ししました。

口の中は『中性』ですが、飲食によって『糖』が口の中に入り、歯に付いたバイオフィルムに取り込まれると、バイオフィルムの中の細菌が『糖』を代謝して『酸』を出し、『酸性』になります。
『酸性』になることで、バイオフィルムと接している歯の表面から『カルシウムやリン酸などのミネラルが溶け出す』ことを『脱灰』と言います。
その一方で、唾液によって『酸が中和』され、溶け出していたカルシウムやリン酸が表面に戻る『再石灰化』が起こります。

バイオフィルムと歯の境界では『脱灰』と『再石灰化』が繰り返され、脱灰してる時間が長くなると虫歯になるのです。

歯が溶ける原因には、細菌が出す『酸』と飲食物などに含まれる『酸』があります。
ですから、『糖』『酸』の両方が含まれた飲食物を取り続けると『虫歯になりやすい』環境になることが心配されます。
とは言え、日常、糖や酸を抜きに生活することは難しいので、バイオフィルムを取り除くための、適切なブラッシングが必要となります。

時々、歯科医院で磨き残しがないかなどのブラッシングのチェックをしてもらったり、虫歯の予防法を教えてもらいましょう。

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