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2020.11.24

当院の感染予防対策(インフェクションコントロール)について

当院では新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を踏まえた感染予防対策として、
日本歯科医師会におけるガイドライン
https://www.jda.or.jp/dentist/anshin-mark/pdf/guideline.pdf?v01
に準拠した対策を行っております。

(1) 標準予防策「すべての患者のすべての湿性生体物質:血液、体液、分泌物、 嘔吐物、排泄物、創傷皮膚、粘膜等は、感染性があるものとして取り扱わなければならない」という考えを基本としています(後述)
(2) 診療に関する留意点
・エアロゾル対策:口腔内で使用する吸引器具を欧州製の強力な製品を使用し、空間への飛散を最小限となるようにしています
・手袋は患者さんごと、または他の物体への接触をする際には交換をし、手洗いを徹底しています
・処置内容によって飛沫のリスクが高い場合はゴーグル、フェイスシールド等を使用します
・歯科用ユニット(治療台)、周囲、その他接触部位の消毒:使用ごとに接触した部位、接触した可能性のある部位を60%以上の濃度のアルコール、0.05%次亜塩素酸ナトリウム等の薬品にて清拭しています
・治療空間へのエアロゾル汚染の可能性を考え、機器類の露出を最小限にします
・空間除菌はガイドラインに従い行いません
・型とり後の材料、技工物等の消毒を専用消毒剤にて行います
・患者さんの体調確認:受付時の体調確認および体温のチェックを行っております
・治療前後の含嗽
(3) 診療環境に関する留意点
・密集、密接の回避:待合室の椅子間隔を広げるほか、人数の調整を行います
診察室はすべて個室タイプとなっており、他の患者さんとの接触を最小限とします
・密閉の回避:換気は院内の換気設備のほか、適宜窓開け等で換気を行います
・マスク等の着用:受付スタッフも含め、常時マスクの着用を原則とします
・受付へのアクリル板設置は暫定的に行います
・手指消毒剤:アルコール等の消毒剤を各所に設置します
(4) スタッフに関する留意点
・毎朝の検温を実施します。倦怠感等の症状を未然に把握します
・スタッフ間でも極力密集しないように留意します

以下、当院の対策について
・個室によるエアロゾル等の飛散対策(2mは飛ぶとのことです)
・診療室内の器具を最小限にした空間
・強力な吸引システムによるエアロゾル飛散の防止
・診療台の内部の水経路を常時薬剤にて消毒(お口に入る水の清潔さを保つ)
・グローブの適宜交換(汚染を広げない)
・患者さん、スタッフの接触部位を専用薬剤にて消毒
・ウォッシャーディスインフェクターにて十分な洗浄消毒を行い、クラスB滅菌器(通常の滅菌器では滅菌できない形態のものも可)による滅菌工程
・清潔区域と不潔区域(汚染エリアと清潔なエリア)を区分けした消毒・滅菌室
・機械室の強力な換気設備(診療台に空気を送る部屋の換気)

これらを新型コロナウイルスの問題に関わらず常時行うことができる医療施設を目指しております。
併せて下記もご覧ください。

当院の滅菌消毒による感染対策の考えについて

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