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2022.05.06

子どものお口の中について⑪

こんにちは!
春の陽射しが暖かくなってきましたが、まだ風が強く肌寒い日が続いてますね💨
寒暖差が激しいですが、皆さん風邪には気をつけて下さいね😷

さて今回も、子どものお口の中についてです。
乳歯が完成するこの時期は、流し込み食べに注意して、噛む回数が増える食事、バランスのとれた食事をとることをオススメします!
上下運動主体の咀嚼パターンからすりつぶし主体の咀嚼パターンへ変化しています。
しかし、食の形態があまり噛まなくてもよいものばかりになるとすりつぶし主体の咀嚼へ繋がる動きが少なくなります。そうなると食べ物を運ぶ舌の運動が少なくなり、低位舌にもなりやすくなります。

※低位舌(ていいぜつ)とは、舌が正常な位置よりも低い位置にある状態のことをいいます。
正しい舌の位置は、舌先を「上の前歯の少し後ろ」に置き、舌全体を上顎にくっつけた場所です。

上顎への舌圧が少なると上顎は狭くなり、乳臼歯も立ちにくくなり下の歯の内側に傾斜し狭くなります。
乳歯の段階で、歯と歯の間に隙間がないと永久歯の時、生えるスペースが足りなくて歯並びが悪くなることがあります。

顎の発達には噛む回数が大切です‼️
噛む回数が多いと言われている食べものには、にんじんスティック、せんべい、きざみキャベツ等があります。
地方によっては昆布、タコなどを歯固めにすることもあるようです。
食物繊維や弾力のある食材を選ぶのも効果的ですし、煮物よりも焼き物や生野菜の方が噛む回数は増えます。

飲み物を飲みながらの食事は噛む回数が減って顎の発育がうまくいかないので、大人の歯が生え変わりを迎える前の時期にたくさん噛めるものを食べる習慣ができあがると素晴らしいですね😊

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